PET-CT/SPECT-CT
画像診断装置
CTの解剖学的位置情報とSPECTの機能画像の融合により、
診断の確実性を高めます
SPECT-CTとは?
What is a SPECT-CT?
SPECTで臓器の血流や機能の状態を調べて、CTで病変部分や大きさを調べます。この2種類の検査画像を同時に撮影できるのがSPECT-CTです。病変部分のより正確な位置が分かるため画像診断の精度も高くなります。そのため、急性心筋梗塞などの心疾患や脳疾患に対してより高精度な診断ができ、より苦痛が少ない検査であるため患者様の身体的負担が軽減されます。
“放射線科”を見るPET-CT検査は、極めて高い検出能力でさまざまな疾患を発見します
PETとは?
What is PET?
PETとは、positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射能を含む薬剤を用いる核医学検査の一種です。検査薬を体内に取り込ませ、放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像化します。従来のレントゲン検査では1.5cm程度、MRIやCTでも1cm程度に進行するまでガンを発見することができませんでしたが、PET-CT検査は、通常検査の約10~20倍の検出能力があります。
“放射線科”を見るPET-CT検査でわかること
Uses of PET/CT Scans
脳や心臓は、ブドウ糖を使って活動するため、大量のブドウ糖を取り込みます。また、がん細胞は正常な細胞より糖代謝が活発なため、正常な細胞の3~8倍ものブドウ糖を取り込みます。FDGを投与すると、全身のブドウ糖が取り込まれる様子を観察できることから、脳や心臓、がんなどの病気の診断に有用な検査法とされています。
※数cmでもブドウ糖を取り込まないがんや、数mmの小さいがんなどでは診断できない場合もあります。
使われる検査薬とは?
What is a PET tracer?
ブドウ糖は身体の細胞のエネルギー源です。この検査で使われるFDGという投与薬は、ブドウ糖と構造が似ているので、ブドウ糖と同じように身体の細胞内に取り込まれます。このFDGには放射性核種のフッ素(18F)が付いているため、放出される放射線をPETカメラという装置でとらえ、その分布を画像にすることができます。
PET-CTの優れた4つの特長
POINT1
一度の撮影で頭頂から足先まで全身を詳細にスキャンすることで、今まで見つけにくかった小さながんも早期発見できます。
POINT2
分割撮影が不要なため、検査時間の短縮化が図れ、身体の負担が軽減されます。
POINT3
薬剤を注入後、検査台に着衣のまま横になり撮影するだけですので、苦痛や不快感がほとんどありません。
POINT4
腫瘍の良悪性の判別・悪性度の診断、原発不明がんの診断に優れています。
PET-CT画像の例(65歳 男性 悪性リンパ腫)
ご予約から検査までの流れ
From Booking to the Day of Your Scan
ご予約
医療機関から
当院の核医学診断科に連絡
TEL.047-774-0430
*ご予約は【医療機関さま】からに限らせていただきます。
検査の4時間前から絶食していただきます。お水やお茶は良いですが、それ以外は飲食できません。
受 付
来院後【1階の総合受付】で受付してください。
受付後【地下1階の核医学診断科】の受付へお進みください。
着替え・待合室
受付後、更衣室で検査着に着替えて【核医学診断科 待合室】でお待ちください。
問診と薬剤の投与
問診を行います。その後、薬剤投与を行います。薬剤投与後は【待機室】へお進みください。
待機室
撮影時間になりましたらお呼びいたします。それまで【待機室】で1時間程度安静にしてお待ちください。お水やお茶は良いですが、それ以外は飲食できません。お手洗いは、いつでも行ってください。
撮影1回目
【所要時間:1回30分程度】
装置の上に横になっていただき全身の撮影を開始いたします。
リカバリールーム
1回目の撮影後、【リカバリールーム】で1時間程度安静にしてお待ちください。2回目の撮影時間になりましたらお呼びいたします。お水やお茶は良いですがそれ以外は飲食できません。お手洗いは、いつでも行ってください。
撮影2回目
【所要時間:1回30分程度】2回目の撮影が終了しましたら検査は全て終了です。更衣室で着替えをして
核医学診断科の受付でお渡しする【外来カード】を【1階の会計窓口】にご提出してください。