
脳神経外科
Neurosurgery

脳疾患は、早期発見
早期治療が重要

脳神経外科について
About Neurosurgery
脳神経外科では、脳血管障害(脳動脈瘤、もやもや病、くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞等)や腫瘍性疾患(脳腫瘍、下垂体腫瘍等)、頭頸部外傷(慢性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折、急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、脳挫傷等)などの領域の診療を行っています。
もやもや病や巨大脳動脈瘤などの治療が難しい外科治療に関しましても多くの治療実績を有しています。脳卒中、脳血管障害に対する治療を専門としておりますので、頭痛やめまい、手足のしびれ・麻痺などの症状がある場合は、お早めにご相談ください。当院は、紹介状がなくても診察が可能です。 365日、24時間体制で、さらなる脳疾患に関する地域のかかりつけ医として皆様一人ひとりのご要望に丁寧に、迅速かつ適切にお応えいたします。
担当医のご紹介
Introduction to neurosurgeons
ごあいさつ
脳卒中、脳血管障害に対する治療を専門とし、これまで約2,000件の脳動脈瘤手術、さらに、大型、巨大脳動脈瘤など難治性の脳動脈瘤に対する約200件のRAグラフト術(high flow bypass)を行ってきました。
これからも高いレベルの脳神経外科医療を提供し、さらに精進していこうと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
脳神経外科部長
水成 隆之[常勤]

所属学会
◆日本脳神経外科学会
◆日本脳神経外科コングレス
◆日本脳神経外傷学会
◆日本脳卒中学会
◆日本脳卒中の外科学会
◆日本神経学会
◆日本脳神経救急学会
◆脳神経外科手術と機器学会
◆日本意識障害学会
経歴
1984年日本医科大学卒業 同 脳神経外科学教室 入局
1987年日本医科大学付属病院 救命救急センター 出向
1993年帝京大学脳神経外科 講師 付属市原病院 勤務
1994年日本医科大学脳神経外科 講師/日本医科大学千葉北総病院 勤務
2011年日本医科大学 准教授
2017年日本医科大学千葉北総病院 脳神経外科 教授
脳神経外科部長 脳神経センター長
2024年現職
日本医科大学 連携教授/日本医科大学千葉北総病院 非常勤講師
術前説明の1例

脳動脈瘤に対する
RAグラフト術(high flow bypass)
内頚動脈遮断に伴う高流量バイパス術(high-flow bypass:HFB)は、内頚動脈の大型・巨大動脈瘤や破裂内頚動脈前壁動脈瘤に対する外科的治療です。治療困難な脳動脈瘤などに対して確立された術式で、我々は橈骨動脈(RA)を用いたRAグラフト術を行っております。
脳動脈瘤手術 | 約2,000件 |
---|---|
脳動脈瘤に対するRAグラフト術 (high flow bypass) | 約200件 |
脳疾患の早期発見、
早期治療のために、
こんな症状のある方は、
お早めにご来院ください!

- 頭痛
- めまい
- ふらつき
- 手足のしびれ
- 手足の麻痺
- ロレツ障害
- 吐き気や嘔吐
- 片側の手や足に力が入らない
- 片目が見えない、二重に見える
脳神経外科
4つのメリット
4 Advantages of Neurosurgeons
すぐに受診が
可能
専門医師が
対応
実現する
ワンストップ診療
様々な検査・治療
が可能
主な対象疾患
Target Diseases

脳卒中
2021年の厚生労働省の人口動態統計によれば、脳卒中(脳血管疾患)は日本人の死因の第4位です(1位:がん、2位:心疾患、3位:老衰)。 また、寝たきりとなる原因の第1位の病気です。脳卒中は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つが代表的で、そのなかで脳梗塞が75%以上を占めています。脳梗塞治療は時間との闘い。脳梗塞の症状の出現時やたとえ症状が改善しても1分1秒でも早く病院に来ていただき検査ならびに治療を受けることで重要です。さまざまな科学的根拠をもとに迅速に治療を進めてまいります。

もやもや病
脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害です。脳血管造影の画像において、通常みられないような細かい血管がたくさん作られる異常血管網が煙草の煙のようにモヤモヤして見えることからこの病名がつきました。もやもや病の発症には脳の血流不足で発症する「虚血型もやもや病」ともやもや血管が破れて出血することで発症する「出血型もやもや病」の2タイプがあります。無症状で偶然発見されるものから固定制神経症状を起こすものまで、症状は軽重多岐にわたります。 当医師は、難病指定されている「もやもや病」研究、治療の第一人者です。お気軽にご相談ください。

巨大脳動脈瘤
脳動脈瘤とは、脳動脈瘤は脳血管の枝分かれ部分に血流負荷がかかり、血管の壁が弱くなり形成される風船状変化をいいます。決して珍しい病気ではなく、人口の3%で保有していると言われ、脳ドックなど発見される場合もあります。特に大きさが10mmを超えると大型動脈瘤、25mmを超えると巨大脳動脈瘤と呼ばれます。中でも巨大脳動脈瘤は年間の破裂率が33%ともいわれています。動脈瘤は破裂するとくも膜下出血を起こしますが、破裂しなくても大型化してくると、まわりにある脳や神経を圧迫し、麻痺や言語症状、視野の障害やものが二重に見える複視症状、ものが飲み込みづらくなるなどの症状をきたしてきます。少しでも症状のある方は、すぐにご来院ください。

慢性硬膜下血腫
神経外科領域で最も多い手術といえば慢性硬膜下血腫です。高齢者の男性やお酒が好きな人に多く、頭部打撲した衝撃でこの隙間に少量の出血が起こり、その後も出血が増量して脳を徐々に圧迫し、1~2カ月経つと圧迫が強くなり症状が出現します。症状としては頭痛、もの忘れ、言葉がうまく喋れない、片側の手足のしびれ、思うように運動できない、意欲の低下があり、進行すれば意識障害もみられます。タイミングを逃さず治療すればもとどおりに回復することも多く、治る認知症として注目されており、頭部CT撮影で発見されることがあります。症状に心あたりがあれば医師にご相談ください。
- くも膜下出血
- 頭蓋骨骨折
- 脳腫瘍
- 脳梗塞
- 脳挫傷
- など
医師のご紹介
Our Doctors

脳神経外科部長
水成 隆之[常勤]
Takayuki Mizunari
- ◎専門分野
脳卒中・脳血管障害・脳動脈瘤
- ◎資格
-
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会専門医
・日本脳卒中の外科学会技術指導医
・日本脳卒中学会評議員
・日本意識障害学会評議員
・日本脳卒中協会千葉県千葉支部副支部長
- ◎略歴
1984年日本医科大学卒業
DOCTOR
脳神経外科部長
深作 和明[常勤]
Kazuaki Fukasaku
- ◎資格
-
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳神経血管内治療学会専門医
- ◎略歴
1985年信州大学卒業