病院情報の公表

Disclosure of Hospital Information

病院情報の公表
Disclosure of Hospital Information

令和2年度 退院患者 5443件

 集計対象者:令和2年4月1日から令和3年3月31日までの退院患者で有り、一般病棟に1回以上入院した患者。
(24時間以内に死亡した患者を除く)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 33 106 150 375 542 721 1567 1525 423

■定義
10歳刻みの年齢階級別に集計をしています。
【当院の特徴】
70歳代を境に増えており、70歳以上が全体の64.6%と御高齢の方が多く当院を利用されております。年々70歳以上の方の割合が増加しており、患者様の高齢化が進んでいる状況です。10代では気胸、20~30代では虫垂炎、胃腸炎、憩室炎、胆のう炎などの消化器疾患が上位の疾患となっています。40~50代は、子宮頚癌、卵巣癌、子宮筋腫等、婦人科系の悪性腫瘍、良性腫瘍が多く、睡眠時無呼吸症候群も多くみられています。前立腺癌の精査や治療の入院は60~80代で多く、70代以降になりますと誤嚥性肺炎や脳梗塞、心不全が多くみられています。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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■内科 診療科コード:010

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫(リツキシマブ+フィルグラスチム等) 29 20.97 20.27 0 78.97  
050130xx9900xx 心不全 14 20.07 17.23 0 84.29  
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫(リツキシマブ) - - 11.14 - -  
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 - - 21.52 - -  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 - - 13.00 - -  

血液内科にて入院され治療を受けられた方の疾患につき解説します。
非ホジキンリンパ腫は免疫担当細胞であるリンパ球が腫瘍化する病気です。リンパ球の成熟段階や腫瘍の発生部位により100種類近くのリンパ系腫瘍に細分化されています。がん化のメカニズムも解明が進み、発がんに関与する標的分子を狙った治療薬が開発され使用され始めております。当院にて治療されたリンパ腫の中では、濾胞性リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫が多いです。初期治療には抗体薬剤であるCD20抗体(リツキシマブ)が使用されます。抗がん剤の併用も必要ですが、骨髄機能抑制により白血球数の低下、好中球減少症も起こるため予防的にG-CSF製剤(フィルグラスチム)も使用されます。再発後にも新しいCD79抗体薬が登場し長期生存が望めるようになっています。ただし治療終了後、免疫不全が後遺症として出るため、現在流行しているCOVID19の感染などには細心の注意が必要です。
  免疫担当細胞である形質細胞が骨髄の中で腫瘍化した場合、骨髄腫となります。長管骨や脊椎骨に腫瘍が増加し、骨融解が起こり、病的骨折、貧血症状を発症します。診断がつけば、プロテアゾーム阻害薬剤、免疫調整薬剤にて寛解導入治療を開始します。継続的な治療は外来通院にて行ないます。当院では、化学療法室がこの機能を
担っています。
 リンパ腫瘍を始め、悪性腫瘍の発症は高齢者に多く認められますが、高齢者では高血圧、糖尿病、心疾患、腎疾患など合併症を有していることも多く、生活習慣病の治療、管理が必要です。
 心不全は心機能低下により四肢の浮腫や労作時息切れが症状として起きます。心不全の多くは心筋の収縮力が衰え弱くなる「収縮機能の低下した心不全」です。心臓超音波検査にて診断がつきます。他に心機能低下を伴わない「拡張不全」型の心不全もあります。このタイプの心不全は、収縮機能が保たれているため、症状が出にくいのが
特徴です。確定診断には脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の測定が決め手になります。BNPは、心臓の筋肉から出るホルモンで、心臓に負担がかかっているときに増加します。外来通院時の採血検査にて、すぐに測定し、診断ができます。心不全の治療には、血液のうっ滞をとる利尿薬や血管拡張薬などが用いられます。潜在的な拡張不全の患者さんはかなり多く、症状に気づきにくく、放置してしまうことも多く、要注意です。
 高齢者にて長期臥床を余儀なくされた場合、尿路系の感染症が発症します。膀胱炎、尿道炎の反復、前立腺肥大、尿路結石などは尿を流れにくくする原因となります。膀胱内に侵入した細菌が遡る形で腎臓に侵入し、感染を起こすと腎盂腎炎になり、更には菌血症、敗血症を発症する危険性も多く、重症例は入院し注射での抗菌剤の投与が必要になります。ただし、抗生物質の濫用は耐性菌の出現のリスクもあり、薬剤の適正使用が求められますが、普段からの身体機能の維持、入浴や身体衛生管理の維持も重要になります。

■呼吸器科 診療科コード:050

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 80 2 2.04 0 58.1  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 53 36.72 20.51 7.55 83.55  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 15 23.87 18.61 0 75.67  
050130xx9900xx 心不全 12 32.08 17.23 0 83.42  
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 11 37.09 22.63 0 66.45  

当院の呼吸器科では呼吸器内科全般の治療をおこなっております。睡眠時無呼吸症候群の新患患者の診断、CPAP導入目的での短期入院を行っております。高齢者の誤嚥性肺炎の入院患者は例年多い傾向はかわらず、嚥下機能障害が高度であるほど治療・嚥下リハビリに難渋し入院が長期化しする傾向にあります。肺癌患者においては主に気管支鏡検査による確定診断の短期入院、進行肺癌に対する肺炎等の合併症の治療、緩和治療を中心に行っております。他にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪、気管支喘息発作、間質性肺炎の増悪、胸膜炎(細菌性>癌性>結核性の順に多い)等の呼吸器疾患の入院を行っております。


■循環器科 診療科コード:070

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全 72 18.82 17.23 4.17 80.14  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 23 23.91 20.51 21.74 86.65  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 17 18 13.00 0 77  
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 13 12.69 11.04 7.69 78  
100380xxxxxxxx 体液量減少症 10 26.9 10.51 10 86.2  

循環器内科で入院にて検査または治療が必要となる疾患は、心不全、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、不整脈になります。
令和2年度は当科の診療体制が大きく変化した時期であり、薬物治療が主体となる心不全と高齢者の心不全の原因となる誤嚥性肺炎や尿路感染症がほとんどとなっています。虚血性心疾患の診断や治療はほとんどありませんでしたが、令和3年度に入るとともに体制が整い、虚血性心疾患や不整脈による入院や手術が大きく伸びてきています。


■外科 診療科コード:110

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) (鼠径ヘルニア手術等) 129 2.42 4.86 0.78 70.51  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 100 33.56 20.51 12 84.85  
060335xx02000x 胆嚢炎等(腹腔鏡下胆嚢摘出等) 57 5.74 7.23 3.51 62.54  
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 51 11.04 9.08 3.92 71.98  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎(内視鏡的乳頭切開術等) 36 11.14 9.53 2.78 78.17  

当科では結腸・直腸癌、胃癌、膵癌、胆道癌、肝癌等のがん治療と並行し、腸閉塞、虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔等の緊急疾患の治療にも力を入れています。がん治療は各種ガイドラインに基づき、手術、薬物治療を主体とした集学的治療、緊急疾患は24時間365日、迅速な対応にて治療期間、入院期間の適正化をこころがけております。内科医の減少に伴い、誤嚥等の肺炎治療、胆管炎の治療も外科で担当しています。


■脳神経外科 診療科コード:150

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤(動脈造影カテーテル法) 69 2.22 3.04 0 65.77  
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)(エダラボン)(定義副傷病なし) 58 17.55 15.64 6.9 70.45  
010230xx99x00x てんかん 46 9.35 7.48 2.17 58.8  
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫(慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等) 29 16.38 12.04 10.34 79.86  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 28 8.43 8.18 3.57 73.54  

当院脳神経外科では、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)や頭部外傷など様々な患者様が救急で来院され、幅広く治療を行っています。また、脳梗塞超急性期の血栓溶解療法やカテーテルによる血栓回収療法にも力を入れています。


■心臓血管外科 診療科コード:170

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 23 13.09 12.87 8.7 77.48  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 - - 20.51 - -  
050130xx9900xx 心不全 - - 17.23 - -  

※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。


■産婦人科 診療科コード:220

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし(ベバシズマブ) 55 3.4 4.24 0 63.25  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 42 23.9 20.51 19.05 88.07  
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍(腹腔鏡下腟式子宮全摘術等) 27 9.41 6.10 0 51.22  
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし(化学療法あり放射線療法なし) 22 6.59 4.44 0 53.45  
12002xxx99x50x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし(ベバシズマブ等) 21 6.29 4.33 0 54.33  

当院の婦人科は悪性腫瘍を多く治療しています。卵巣癌、子宮頚癌・体癌の治療成績は全国平均以上で、PETもあり、診断、手術、化学療法、放射線治療が可能です。


■耳鼻咽喉科 診療科コード:240

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 39 5.56 4.94 2.56 74.49  
03001xxx0100xx 頭頸部悪性腫瘍(頚部悪性腫瘍手術等) 24 13.33 13.68 0 69.33  
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 21 6.62 7.20 0 56.57  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 18 5.39 5.63 0 38.61  
030428xxxxxxxx 突発性難聴 18 8.33 8.81 0 58.56  

当院耳鼻科は「耳鼻咽喉科-頭頚部外科センター」の看板を掲げ、「お断りしない」をモットーにしている。めまい、突発難聴、顔面神経麻痺あるいは急性喉頭蓋炎、扁桃周囲膿瘍は初診日から入院加療を行い、夜間帯は救急外来経由で耳鼻科入院も可能である。耳鼻科・口腔外科領域の良性腫瘍、悪性腫瘍も多い。


■泌尿器科 診療科コード:310

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍(前立腺針生検法) 124 3.06 2.54 0 70.69  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 55 23.93 13.00 7.27 77.8  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍(化学療法) 51 12.14 9.96 0 75.35  
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍(膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術) 46 8.87 7.13 0 74.59  
11012xxx020x0x 上部尿路疾患(経尿道的尿路結石除去術) 44 6.73 5.67 0 63.64  

例年通り、泌尿器科悪性腫瘍疾患症は、手術および化学療法を積極的に施行しています。また、複雑性尿路感染症を中心に尿路感染症の治療も行っています。平均入院日数もほぼ2週間以内であり、早期の自宅退院、施設への転院を目指し、実現しています。


■消化器内科 診療科コード:500 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎(内視鏡的乳頭切開術等) 85 14.47 9.53 9.41 76.35  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 61 20.33 13.00 8.2 81.28  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 49 34.53 20.51 14.29 83.67  
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術) 48 4.31 2.66 0 71.52  
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 48 10.04 7.74 2.08 66.96  

消化器内科における胆管結石、胆管炎治療目的の入院は昨年度よりも46例減少しましたが、疾患順位としては前年度と同様1位でした。高齢者の大腸内視鏡検査が増えており、入院での大腸内視鏡治療を希望される方が多くなっている傾向があります。前年度同様、大腸憩室炎も比較的多い疾患となっていますが、平均年齢は2歳上昇しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 28 12 17 19 - 22 1 8
大腸癌 18 29 41 32 - 46 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - 14 - - - 23 1 8

※ 1:UICC TNM分類

5大癌のうち、今年度も大腸癌が175例(昨年度220例)と最も多いという結果でした。胃癌、大腸癌のうち、StageIの症例が多いのは、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの内視鏡的手術を積極的に行っていることが理由ですが、複数の消化器内科医の退職により、患者数は減少しています。肝癌については、前年度の60例からさらに減少して37例となりました。これはウイルス性肝炎の治療の進歩により肝細胞がんの発がんが減少した事によるものと考えられます。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 50 20.7 79.06
重症 10 26.9 81.3
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症する肺胞(はいほう:空気がたまるとこと)の急性炎症です。
日本呼吸器学会、成人市中肺炎ガイドラインの肺炎重症度分類(A-DROPスコア)により重症度別に集計しています。
※病院情報の公表の集計条件より、10未満の数値の場合は-(ハイフン)で表示。

脳梗塞の患者数

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ICD10 傷病名 発症から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率 指標をまとめる
I63$ 脳梗塞 3日以内 244 39.88 75.79 14.52
その他 - - - -

脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。発症から3日以内とその他に分けて集計しています。
当院は地域の急性期医療を行っている救急病院です。このため急性期脳梗塞治療の患者さんが非常に多い傾向です。一方、急性期を過ぎても対象となる方には脳梗塞の再発予防のため手術を行う方もいらっしゃいます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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■外科 診療科コード:110 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 107 0.24 1.15 0.93 68.45  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 81 0.99 5.35 2.47 61.73  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 35 3.26 11.97 0 73.23  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 31 0.35 3.13 0 40.65  
K6335 鼠径ヘルニア手術 22 0.36 1.18 0 77.27  

当科では各種がん治療、緊急疾患に対する手術に加え、鼠径ヘルニア手術、胆嚢摘出術を数多く行っております。現在ではその大半を腹腔鏡手術で行っており、鼠径ヘルニア手術は当日入院、翌日退院の日帰り手術を基本とし、胆嚢摘出術は予定手術の場合2泊3日の入院、急性胆嚢炎においても1週間以内での退院をほぼ可能としています。胃、大腸癌治療は腹腔鏡下手術を標準としており、術後1週間程度での退院を目標としています。


■脳神経外科 診療科コード:150

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 34 1.85 15.82 14.71 79.68  
K1783 脳血管内手術(脳血管内ステント) 15 1 16.2 0 65.87  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 14 2.43 60.93 71.43 73  
K178-4 経皮的脳血栓回収術 13 0.23 43.46 53.85 78.54  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 11 0.73 10.91 9.09 73.27  

・慢性硬膜下血腫:主に軽微な頭部外傷が原因とされていますが、頭部外傷があったかどうかわからない場合も存在します。一般に外傷後3週間~数カ月以内に発症します。50歳以上の高齢者の男性に多くみられます。溜まった血液が多くなった場合には取り除き、症状の改善を目指します。
・脳血管内手術・脳動脈瘤頸部クリッピング術:脳動脈瘤に対する手術として脳血管内手術(カテーテルを使い、動脈瘤内にコイルを詰める)・脳動脈瘤頸部クリッピング術(開頭し動脈瘤にクリップを掛ける)があります。脳動脈瘤の位置や形状などによりそれぞれ向き不向きがあります。
・経皮的脳血栓回収術:超急性期脳梗塞の患者さんで適応がある場合にはtPA(血栓を溶かす薬剤を点滴にて投与)や経皮的血栓回収術(カテーテルを使い、血管に詰まっている血栓を吸い取ったり、絡めとったりする方法)にて対応します。時間の制約があるため早期受診が必要です。


■産婦人科 診療科コード:220

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 35 1.43 7.31 0 52.77  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 22 1.41 6.95 0 44.32  
K879 子宮悪性腫瘍手術 19 1.63 15.37 0 59.95  
K877 子宮全摘術 16 3.56 9 0 55.5  
K8872 卵巣部分切除術(腟式を含む)(腹腔鏡) 12 0.75 6.67 0 38.33  

当院は、子宮体癌悪性腫瘍手術を内視鏡下手術(ダビンチ下、腹腔鏡下)を行っている千葉県内の数少ない施設です。良性腫瘍は子宮・卵巣腫瘍とも内視鏡手術が主で行われております。


■耳鼻咽喉科 診療科コード:240

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 12 0.83 4.75 0 59.25  
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 11 0.09 1.55 0 68.64  
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) - - - - -  
K470 頸部悪性腫瘍手術 - - - - -  
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除)(頸部外側区域郭清を伴わない) - - - - -  

耳下腺腫瘍手術は顔面神経麻痺を避けるため全例に神経モニターを使用している。喉頭・下咽頭の良性腫瘍には全麻下日帰り手術を行っている。悪性腫瘍手術は再建術も含め当科のメインテーマである。


■泌尿器科 診療科コード:310

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 89 1.62 6.58 2.25 74.39  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 44 1.91 3.82 0 63.64  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 41 1.59 7.66 0 74.02  
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 34 2 9.65 0 70.29  
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 15 2.33 8.73 0 67.67  

手術件数は、例年通りの実績を維持しています。限局性前立腺癌に対してロボット支援下前立腺全摘術、特に尿失禁予防・性機温存目的に神経温存手術を積極的に行っております。また、腎癌に対しての腎摘除術に関しても可能な限りで腹腔鏡下手術を施行、腎温存が可能な症例にはロボット支援下腎部分切除術を実施しております。膀胱癌に対しても、ロボット支援下膀胱全摘術を開始しました。さらに、良性疾患である前立腺肥大症や尿路結石に対しては、レーザーを用いた低侵襲手術を行っています。


■消化器内科 診療科コード:500

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 47 1.81 13 10.64 77.91  
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 43 1.86 3.02 0 74.14  
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 41 2.73 13.68 4.88 75.41  
K654 内視鏡的消化管止血術 36 2.39 21.42 2.78 74.58  
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 21 2.67 12 14.29 81.1  

複数の消化器内科医の退職により、胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術は減少しましたが、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は40→43人とわずかに増加がみられました。内視鏡的乳頭切開術、胆道ステント留置術などの胆道系の内視鏡処置も減少傾向ですが、緊急入院での胆管結石砕石術が増加したため、平均術前日数は前年度の3.9日から2.67日に短縮しています。なお、内視鏡的大腸ポリープ切除術・粘膜切除術は、平均年齢が前年度より2歳上昇しましたが、入退院の効率化を図り、入院期間は5日を切ることができました(前年度7.88日)。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 請求率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 20 0.37
180010 敗血症 同一 - -
異なる 43 0.79
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 13 0.24
異なる - -

当院は救急医療に力を入れているため緊急対応が必要な重症患者が多く、外科領域では消化管穿孔、腹膜炎等による播種性血管内凝固症候群、敗血症を併発した全身状態が不良な状態の方も多い中、集学的な全身管理を通じての救命率向上を常に心がけています。
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更新履歴

2021.9.22
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2020.9.30
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2019.9.30
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2018.9.28
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2017.9.28
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