診療科・部門
頭頸部外科
Head and neck surgery
Head and neck surgery

頭頸部外科について
About Head and neck surgery
例えば、同じ“咽頭がん”であっても、がんの大きさ・形などは異なります。さらに、年齢や職業、ご家庭での立場、死生観なども異なります。したがって、患者様にとっての最適な治療もそれぞれで異なることになります。当科では、“一人ひとりの患者様の希望や背景を十二分に聞き取ったうえで、最適な治療方法を一緒に考えていくこと”を唯一無二の方針としております。
頭頸部がんの特徴
Features of Head and Neck Cancer
頭頸部がんには、次のような“がん”が含まれます

顔や首にできるがんのため、治療において患者様やご家族様のQOL(生活の質)に直結する声や言葉、咀嚼、嚥下機能、表情、嗅覚、視力と極めて重要な機能や見た目が失われることもあります。 そのため、がん治療はもちろんのこと、機能が失われることにより患者様のQOL(生活の質)が著しく低下することがないように可能な限りの再建が重要な課題であり大きな特徴となります。
■ 頭頸部外科で扱う腫瘍性疾患など
- ・頭頸部腫瘍
- ・顔面や頸部の腫瘍
- ・耳下腺腫瘍
- ・副咽頭間隙腫瘍
- ・甲状腺腫瘍
頭頸部がんの自己診断
Head and Neck Cancer Self-Diagnosis
まず、手のひらや指で自分の首をなで回してみましょう。次に、鏡で口の中をみましょう。
Q1.
皮膚の下にシコリはありませんか? 口の中でザラザラした部分はありませんか?
がんは早期発見が重要です。
たまに、シコリがないか触れたり、鏡で口の中を観察しましょう。

Q2.
喉仏の下が腫れている
→“甲状腺腫瘍”かもしれません
Q3.
声がかすれている
→“喉頭がん”かもしれません
Q4.
のどに異物感がある
→“咽頭がん”かもしれません
Q5.
口の中にザラザラした部分がある
→“口腔がん”かもしれません
医師のご紹介
Our Doctors

顧問
鎌田 信悦
Shinetsu Kamata
- ◎専門分野
頭頸部がん・頭頸部腫瘍・ 耳下腺腫瘍・副咽頭間隙腫瘍・頭蓋底外科
- ◎資格
-
・日本頭頸部外科学会認定指導医
・日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科
専門医
・日本気管食道科学会認定医
・医学博士
- ◎略歴
1970年北海道大学卒業。国際医療福祉大学元教授、前がん研究会有明病院頭頸科部長、日本頭頸部癌学会監査役、元日本頭頸部癌学会理事、元日本気管食道学会理事、元日本頭蓋底外科学会理事、元日本頭頸部外科学会理事、元日本咽頭科学会評議員、元日本嚥下医学会評議員、第24回頭頸部腫瘍学会会長、第19回日本頭蓋底外科学会会長