専門外来
SAS(睡眠時無呼吸症候群)外来
SAS Outpatient
SAS Outpatient
SAS(睡眠時無呼吸症候群)外来について
About SAS Outpatient
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、イビキや、日中の激しい眠気を引き起こすだけでなく、脳卒中など生活習慣病の引き金になります。健康な眠りを取り戻し、生活習慣病を予防するために、SASの予防、治療をいたします。
PSG(Polysomnography)検査について
PSG (Polysomnography) Study
PSG検査の内容
- □ ちゃんと眠れているか?
- □ 寝ている間に呼吸が止まっていないか?
- □ 呼吸が止まった時、血中の酸素量がどの程度
低下しているのか?
PSG検査は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を診断する上で必要な検査です。また、SASはしっかり治療すると無呼吸がなくなり、生活習慣病や眠気などの症状もきちんとコントロールできます。社会的にも問題となっているにもかかわらず、検査をする側の時間や労務負担が多いため、限られた施設でしか行われていません。セルフチェックを実施してみて「もしや?」と思われた方は早めに専門の医療機関を受診しPSG検査を受けましょう。
PSG検査の流れ
The PSG Study Process
外来について
- □ 検査日の決定
- □ 検査説明
入院時の説明を受けます。
準備していただくこと
- □ 夕食を済ませておいてください。
- □ 入浴は済ませておいてください。
- □ 洗面具・タオル・化粧品・整髪料・飲み物などはご用意ください。
- □ 病衣を用意しておりますが、パジャマ等でも結構です。
受 付
18:00
- ○ 入浴、食事を済ませ、指定された日時に受付にお越しください。
- ○ 会計にて概算金のお支払
入院当日に保険割合別に概算金額をお預かりさせて頂きます。
万が一検査に遅れる場合は下記番号までご連絡ください。
TEL.047-466-7111
入 院
~19:00
<検査前準備 >
- ○ 病室にご案内します。病衣(パジャマ等)に更衣し、トイレを済ませておきます。
- ○ 機器の装着を行います。
検査開始
~20:00
<検査説明>担当看護師によるご説明
- ○ 機器装着終了後ベッドに横になっていただきます。
- ○ 入眠するまでテレビをみたり、本を読んだりしていただいて結構です。
- ○ 機器装着後のトイレは
センサー類がつながっているので室内のポータブルトイレをご使用下さい。
21:00
- ○ 消灯
眠剤を飲んでいる場合はいつものように飲んで下さい。
退 院
翌7:00
- ○ 起床
目覚めれば検査は終了です。
ナースコールを押して電極、センサー類を外し、検査終了となります。
PSG検査内容
About the PSG Study
睡眠の状態
■測定内容
脳波+眼球運動+頤筋電図 (計電極10個)
■判定項目
- ○ 起きているか・寝ているか?(Sleep Stageの判定)
- ○ 睡眠が分断されてないか?(Arousalの判定)
神経障害の状態
■測定内容
前頸骨筋筋電図/下肢筋電図
■判定項目
- ○ 四肢運動があるか?
(むずむず脚症候群、周期性四肢運動)
呼吸の状態
■測定内容
胸部バンド+腹部バンド+気流センサー+マイク
- ○ 鼻、口の気流/ いびき音/胸部、腹部の換気運動/
パルスオキシメーター
■判定項目
- ○ 呼吸異常があるか?
- ○ 呼吸障害の分類
- ○ 体位との関係
循環機能の状態
■測定内容
パルスオキシメーター+心電図(電極2個)
電極:14ヶ所 センサー:9ヶ所装着
睡眠時無呼吸の分類
Classification of Sleep Apnea
1. 閉塞型睡眠時無呼吸
(Obstructive Sleep Apnea:OSA)
上気道が閉塞して気流が停止。
無呼吸中、胸壁と腹壁の呼吸運動あり。
2. 中枢型睡眠時無呼吸
(Central Sleep Apnea:CSA)
呼吸中枢の機能異常により、呼吸筋への刺激が消失。
胸壁および腹壁の呼吸運動無し。
3. 混合型睡眠時無呼吸
(Mix Sleep Apnea:MSA)
①と②の混合型
無呼吸発作中に中枢型から閉塞型に移行するものが多い