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診療科のご案内 リハビリテーション科

リハビリテーション科とは

リハビリとは単に訓練ということでなく、『生活の再建』と『ノーマライゼーション』の理念に基づく地域づくりのための全ての活動です。リハビリ専門病棟を備え、専門職によるチームアプローチと、老人保健施設と連携し、デイケア・訪問看護と緊密な連携をとり、発症から退院後の在宅生活まで支えられる総合的なリハビリを展開しています。
当科は、平成7年に開設され、総合病院の中でリハビリ専門病棟と専門スタッフを備え、発病から退院後の地域連携までを含めた「都市型リハビリテーション」を実践してきましたが、平成12年12月から「回復期リハビリテーション病棟」38床として運営しています。脳卒中や大腿骨頚部骨折、肺炎や手術後の方々を対象に、運動機能・高次脳機能を高め、日常生活動作の改善を図るため、専門スタッフがチームで集中的なリハビリを提供し、病棟内訓練を充実し、生活の質の高い状態で自宅へ戻っていただくように努めています。平成22年1~12月には146名の退院患者があり、平均在院日数は75日、在宅復帰率は78.5%でした。また外来では、回復期・維持期のリハビリだけでなく、小児のリハビリ(運動・言葉・日常生活動作)も行っています

■基本担当表

担当医・診療時間は都合により変更する場合がございますのでご了承下さい。「★」は予約制です。
今週の担当表は、「受付時間&外来担当表」ページの「各科外来担当表」をご確認ください。

診察
午前

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医師のご紹介

リハビリテーション科部長 池田 喜久子

■略歴

1984年旭川医科大学卒業

■資格

日本リハビリテーション医学会専門医

顧問 皆川 晃慶

■略歴

1970年東京医科歯科大学卒業

■資格

日本リハビリテーション医学会専門医員

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リハビリテーションとは

『リハビリテーション』と聞いて どのような場面を思い浮かべますか?手足の関節を動かしたり 歩行練習を行なう場面でしょうか? 昨今、リハビリテーションに関して様々な情報が飛び交っております。また、ドラマや小説等々のなかでもリハビリが取り上げられることが多く、いろいろなイメージをお持ちのことと思います。 しかし、リハビリテーションは単なる手足の機能回復訓練ではありません。リハビリとは「Re=再び」「Habit=習慣」という二つの言葉から作られた造語であり、本来あるべき状態への回復 という意味があります。WHO(世界保健機構)の定義では「リハビリ=全人間的復権」と言われておりますが、私たちはもっとわかりやすく、

『障害によって破綻した日常生活を、可能な限りもとの状態に近づけていく全ての努力』

を、リハビリテーションと考えております。

様々な疾患がリハビリテーションの対象になりますが、脳卒中などの疾患では「後遺症」が残ることも少なくありません。そのような場合に、「治らないから仕方ない」ではなく、『障害があっても、より入院前の状況に近い生活を再構築すること』が 重要なのです。

当院リハビリテーションの紹介

平成24年7月現在、理学療法士24名・作業療法士11名・言語聴覚士6名・ほか1名の総勢42名のスタッフが在籍しております。リハビリテーション科開設以来、脳神経外科や整形外科、内科・外科等々 様々な疾患の患者様へのリハビリテーションを展開しております。
また、当院では、平成7年よりリハビリ病棟を開棟し 運営してまいりました。リハビリテーション科医師や病棟看護師、医療相談員(MSW)、そして私達リハビリテーションスタッフがチームをつくり、総合的に社会復帰に向け支援しています。また退院後もひとりひとりの患者様に必要 かつ適切なフォローアップ(外来や訪問リハビリテーション等)の検討・実施や、介護保険でのサービス導入の検討等も行っています。
さらに、当院でのリハビリを終了された患者様達の会(船橋リハビリ友の会・失語症友の会「さえずり会」)が企画する旅行等の行事への参加や講演会へ参加させて頂き、医療や病院といった枠組みを超えて 患者様とお付き合いさせて頂いております。それこそが私達が目指すリハビリテーションの姿であると考えております。

理学療法 PT(Physical Therapy)

運動療法・物理療法を中心に、寝返りや起き上がり、座位保持などの動作(基本動作)や、歩行・移動動作(車椅子なども含みます)の獲得を目指します。
また、自宅退院へあたっての家屋評価*や、義肢・装具の検討も行います。

* 家屋評価・・・患者様や御家族の状況に合わせ、手すりの設置位置や段差解消等 御自宅で生活しやすい環境を整備するために、写真をお持ち頂いたり実際にお伺いして家屋状況を確認させて頂きます。

作業療法 OT(Occupational Therapy)

高次脳機能障害に対しての評価・治療、運動療法、作業活動(手工芸等)を利用しながら、諸々の動作能力を再構築し、日常生活の動作(食事や排泄、更衣や入浴等)の獲得を目指します。
また、家事動作練習や職業前訓練、自助具・福祉用具の検討、理学療法部門とともに家屋評価も行います。

言語聴覚療法 ST(Speech Therapy)

当院の言語聴覚士はこんな仕事をしています。
まず言葉のリハビリです。失語症や構音障害などコミニュケーションが円滑に行えるようサポートします。失語症友の会『さえずり会』の皆様との交流も大切にしています。
次に 飲み込みが困難になった方が上手に食事ができるように練習します。
また 小児の言葉のリハビリや、人間しか持っていない高次機能(失認・失行・認知など)の改善を行っています。

当院での主なリハビリテーションの対象疾患

中枢疾患

脳出血・脳梗塞・くも膜下出血・急性、慢性硬膜下血腫など

循環器・心臓外科疾患

急性心筋梗塞・慢性心疾患・狭心性・開心術後・閉塞性動脈硬化症など

呼吸器疾患

慢性閉塞性肺疾患(COPD)・気管支喘息・肺炎・肺気腫など上記の他に、各種疾患による廃用症候群 *のリハビリも行っています。

* 廃用症候群とは・・・安静状態が長期に続くことにより心身に様々な症状が出現した状態です。

<具体的な症状>
  • 筋肉の萎縮、低下
  • 起立性低血圧(立ち眩み)の出現
  • 関節が硬くなる
  • 心肺機能の低下
  • 骨がもろくなる
  • 認知症

などなど…

出現する症状・程度は人によって個人差があります。

リハビリテーションを希望されるかたへ

当院でのリハビリテーションを希望される方は、まず医師の診察が必要です。受診後、『リハビリテーション適応』と医師が判断し、リハビリテーション処方がだされたあとに開始となります。

  • 食事中にむせるようになった。
  • 言葉が話しにくくなった。
  • 膝が痛くて歩くことが大変。
  • 肩が痛くて日常のことがしにくい。
  • 手足の麻痺や、長い期間臥せていたことで、起き上がることや、着替えなどの日常生活の事がしにくくなった。

など、気にかかる方は、リハビリテーション科・脳神経外科・整形外科を受診し、主治医と御相談下さい。

当院でのリハビリテーション

当院では入院中のリハビリと外来でのリハビリの提供を行っています。

入院のリハビリテーション

月曜日から土曜日 9:00~17:00(12:00~13:30は除く)
日曜日は、回復期リハビリテーション病棟に入院されている方を中心にリハビリテーションを実施しております。

急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟の2種類の病棟を有しており、それぞれの病態に合わせたリハビリテーションを行っています。

  • 急性期病棟
    疾患の発症直後の方や手術後の方のリハビリをベッドサイドから早期に行っています。早期にリハビリを開始することで、長期間の臥床による廃用症候群の予防や日常生活活動の自立を目指しています。
  • 回復期リハビリテーション病棟
    主に疾患の急性期での治療を終えた方で直接自宅復帰が困難な方に対し、日常生活動作向上による自宅復帰を目指しています。ここでは医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が合同でリハビリテーション計画を立て、集中的にリハビリを行っています。

    詳細はこちら→回復期リハビリテーション病棟

外来のリハビリテーション

月曜から土曜日 受付9:00~12:00
日曜・祝日休み

主治医が退院後も継続したリハビリテーションの必要とした方や当院に通院可能なリハビリテーションの必要な方を対象に実施しています。 外来でのリハビリテーションは入院時とは異なり、基本的に多くても週1~2回で、主に自宅での自主トレーニング指導や日常生活動作の指導などを行っています。また、月曜と木曜には義肢装具士が来院し、脳血管疾患の方の装具の作成、修理などを行っています。 *

* 装具の作成などの相談希望の方は一度リハビリテーション科の受診をお願いします。

リハビリテーションの院内・院外活動

院内活動

  • NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)
    医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士などの多職種の集団で症例個々や各疾患治療に応じた栄養管理を行っています。
  • 糖尿病教室
    医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・リハビリスタッフがそれぞれ担当し糖尿病の基本的な病態から、食事での注意点、インシュリンについて、自宅でもできる運動などの講義を、幅広い方を対象に行っています。
  • 勉強会
    目的別に部門ごとや部門全体、病院全体など幅広く勉強会を開催し、それぞれ自己研鑽に励んでいます。また年一回、リハビリテーションに関わる部門で院内研究発表会を開催しています。
  • 実習生受け入れ
    各大学や専門学校から臨床実習生を受け入れ、後学への指導も行っています。

院外活動

  • 医療講演会
    理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が院内や院外の公民館などでそれぞれのトピックスに合わせた講義や指導などを行っています。

    講演会・イベント関連情報はこちら

  • 患者会との交流
    当院を退院された方で結成された船橋リハビリ友の会や失語症友の会(さえずり会)などの患者会と行事(日帰り旅行や一泊旅行など)や講演会を通して退院後も交流を深めています。
  • 研修会、学術大会参加
    当院では自己研鑽や日ごろ研究をしてきたことの発表を目的として積極的に院外での研修会や学術大会に参加をしています。

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